「最後に見る景色が、これなら悪くない」定年退職の日に、俺が受け取ったもの。

お客様エピソード

こんにちは!ベストメモリーです。お客様から教えていただいたエピソードをもとに、自分なりに肉付けしてストーリを作りました。

フォトフレームを検討する際の材料にしていただければと思います。

30年以上通った工場のゲート。 荷物を詰め終えた段ボール箱がひとつ乗った、広すぎるデスク。 「明日からは、もうここに来なくていいんだな」 そんな解放感と、胸に穴が空いたような寂しさが入り混じる退職日の夕暮れ。 派手な花束や、大勢の前でのスピーチは柄じゃないからと断ったけれど、やっぱり少し、静かすぎる最後だったかもしれない。

そんなことを考えていた時でした。

「部長、お疲れ様でした」 声をかけてきたのは、一番よく怒鳴り合った部下でした。 照れくさそうに差し出されたのは、花束でも酒でもなく、ずしりと重い、木の箱。

「これ、みんなからです。家で開けてください」

そう言われて帰宅し、包みを開けた瞬間、思わず息が止まりました。 そこに入っていたのは、木でできた無骨な一眼レフカメラ。 そして、その「レンズ」の部分には、泥臭くて、でも最高にいい顔をして笑う、現場のあいつらがいました。

現役時代、俺はこの目でずっと何を見てきただろう。 図面のミス、スケジュールの遅れ、安全確認の不備…。 いつも厳しい目で、「監視」するような視線をあいつらに向けていたかもしれない。

でも、あいつらが俺に向けてくれていたのは、こんなに屈託のない笑顔だったのか。 この木のカメラは、シャッターを切ることはできません。 でも、「俺たちが一番輝いていた瞬間」を、永遠に切り取ってくれています。

ファインダー(レンズ)を覗けば、いつでもあの頃の熱気と、油の匂いが蘇る。 「厳しい部長でしたけど、楽しかったです」 写真から、そんな声が聞こえてくるような気がしました。

定年退職はゴールだと思っていたけれど、どうやら違うようです。 このカメラ・フレームを家の書斎に置いた時、不思議と背筋が伸びました。 「あいつらが見てるんだから、格好悪い老後は送れないな」と。

このフォトフレームは、俺にとってただの飾りではありません。 戦場を生き抜いた証であり、これからの人生を支えてくれる「お守り」です。


もし、あなたの職場に、背中で語るような不器用な上司がいるなら。 「お疲れ様でした」の言葉と一緒に、この「俺のフォトフレーム」を贈ってみませんか? 言葉にできない感謝は、このレンズが全部伝えてくれます。

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