【開発秘話】「俺のフォトフレーム」には、最高の「相棒」が必要だ。ウォールナットで作る、一生モノのフォトアルバム構想。

制作秘話


「俺のフォトフレーム」には、最高の「相棒」が必要。ウォールナットで作る、一生モノのフォトアルバム構想。

こんにちは、ベストメモリーです。

2026年、新年あけましておめでとうございます。

お正月休み、いかがお過ごしでしょうか。私は木屑とアイデアにまみれながら、今年最初の「ものづくり」の構想を練っています。

先日、ブログで「世界三大銘木・ブラックウォールナット」を使った新作、「俺のフォトフレーム・プレミアム」についてお話ししました。

着色剤を使わず、木そのものの深い黒色と、削り出しの重厚感。まさに私の木工人生の技術を詰め込んだ自信作です。

しかし、この最高傑作を考えている最中に、ふと、ある「猛烈な違和感」に襲われました。

今日は、その違和感の正体と、そこから始まった「新しいプロジェクト」について、正直な気持ちを書きたいと思います。

少し長くなりますが、私の「こだわり」の話に付き合っていただければ幸いです。


正直に告白します。「付属品」への甘えがありました。

「俺のフォトフレーム」シリーズをご購入いただいたお客様には、特典として「フォトアルバム」をお付けすることがあります。

「カメラにはとっておきの1枚を飾るけど、他にもいい写真がたくさんあって選びきれない」

そんなお客様の声に応えるために始めたサービスでした。

ですが、ここで正直に白状します。

今まで、その特典のアルバムには、100円ショップ(セリアなど)で購入した既製品を使用しています。

もちろん、最近の100円ショップのクオリティは素晴らしいです。シンプルで使いやすく、機能としては何の問題もありません。

これまでのカジュアルなラインナップの「俺のフォトフレーム」であれば、その軽やかさがマッチしていた部分もありました。

しかし、今回の新作は「プレミアム」です。

素材は、世界三大銘木であるブラック・ウォールナット。

価格も、それに見合う設定になります。

ターゲットは、定年退職される恩師や、本物を知る大人の男性へのギフトです。

工房の作業台の上で、試作中の「重厚なウォールナットのカメラ」の横に、その「紙製のアルバム」を置いてみた時。

私は顔から火が出るような恥ずかしさを感じました。

「釣り合っていない」

まるで、最高級のフルコース料理を、紙皿で出そうとしているようなちぐはぐさ。

本体(フォトフレーム)にどれだけ魂を込めても、横に置くアルバムがこれでは、手にした瞬間の感動が半減してしまうのではないか?

「画竜点睛を欠く(がりょうてんせいをかく)」とは、まさにこのことだと思いました。

主役が「王様(ウォールナット)」なら、その隣に控える従者もまた、王にふさわしい品格を持っていなければならない。

そうでなければ、「俺のフォトフレーム・プレミアム」の世界観は完成しない。

そう気づいた瞬間、私は既製品のアルバムを棚に戻し、端材置き場へと走りました。

「アルバムも、俺が作るしかない」

そう決意したのです。


構想:「しまう」のではなく「魅せる」アルバムへ

では、どんなアルバムを作るべきか。

単に「写真を入れる袋」であれば、文房具店に行けばもっと良いものが売っています。

私が作るからには、「木工職人だからこそ作れるもの」であり、かつ「俺のフォトフレームとセットで飾った時に、最強にカッコいいもの」でなければ意味がありません。

現在、脳内にある3つのアイデア(プロトタイプ構想)を公開します。

構想その1:【重厚】ウォールナット無垢材の「木の表紙」

まず最初に浮かんだのが、「カメラと同じ木で、表紙を作る」というアイデアです。

カメラ本体を切り出したのと同じウォールナットの無垢板を、3mm〜4mmほどの厚さにスライスし、丁寧に磨き上げます。

それを表紙と裏表紙に使い、真鍮(しんちゅう)の金具で閉じる「リングアルバム」スタイル。

想像してみてください。

アルバムを手に取った瞬間、指先に伝わる木の冷んやりとした温度と、無垢材ならではの適度な重み。

そして、表紙を開くたびに「カタン、コトン」と鳴る、心地よい木の音。

これはもはや、アルバムというより「木の書物」です。

表紙には、レーザー加工でお客様の名前や、記念日、あるいは「Our Memories」といったタイトルを刻印することもできます。

年月が経てば、カメラ本体と一緒に表紙の色も変化し、艶が出てくる。

「中身の写真だけでなく、アルバムそのものが育っていく」

そんなロマンあふれる仕様です。

構想その2:【展開】屏風のように広がる「ジャバラ式」

2つ目は、機能面での革命です。

普通のアルバムは、本棚に「しまっておく」ものですよね。見るためには、わざわざ取り出してページをめくらなければなりません。

でも、せっかくの良い写真たちを、暗い本棚に眠らせておくのはもったいないと思いませんか?

そこで考えたのが、「ジャバラ(蛇腹)式」のアルバムです。

御朱印帳のようにパタパタと折りたたまれていて、広げると屏風(びょうぶ)のように自立します。

これなら、普段は畳んでおいて、来客時やふとした時に広げて、**「カメラの後ろに背景として立てて飾る」**ことができます。

例えば、退職祝いなら、

カメラのレンズには「全員の集合写真」を。

そして後ろのジャバラアルバムには、新人時代の写真、忘年会の写真、社員旅行の写真など、「歴史」を広げて飾る。

それは単なるアルバムではなく、「その人の人生を映し出すシアター(劇場)」になります。

ウォールナットのカメラと、背景に広がる思い出たち。

このセットがデスクにあるだけで、どれほど豊かな気持ちになれるでしょうか。

構想その3:【統一】レザー × ウォールナットの「異素材MIX」

3つ目は、デザインの統一感を極めるアプローチです。

「俺のフォトフレーム」のデザインアイコンである「フェイクレザー」を、アルバムにも大胆に使います。

背表紙から表紙にかけて、カメラの胴体に巻いているのと同じ上質なフェイクレザー(ブラックやネイビー)を貼る。

そして、表紙の中央にはワンポイントとして、「カメラのレンズキャップ」を模した丸いウォールナットのパーツをあしらう。

こうすることで、カメラとアルバムを並べた時に、まるで「兄弟」のような一体感が生まれます。

「あ、これはセットで作られたものなんだな」と一目でわかるデザイン。

書斎のデスクに無造作に置かれていても、まるで高級な洋書や手帳のように絵になる佇まい。

木工の技術と、革の扱い。

その両方を知っている私だからこそできる、ハイブリッドなデザインです。


「あふれる写真」を、宝物に変えるために

なぜ、ここまでアルバムにこだわるのか。

それは、現代が「写真があふれすぎている時代」だからです。

スマホの中には何千枚もの写真が入っています。でも、それを見返すことは滅多にありません。

データは便利ですが、どこか味気なく、消えてしまいそうな儚(はかな)さがあります。

だからこそ、「プリントして、アルバムに入れる」という行為そのものに、特別な価値が生まれていると思うのです。

退職する上司のために、みんなでスマホの写真を見返して、「これ懐かしいね」「あの時、部長こんな顔してたね」と言いながらプリントする時間。

その時間こそが、本当の贈り物です。

でも、せっかく選び抜いた写真を入れる器(うつわ)が、安っぽい紙では悲しい。

「宝物を入れる箱は、やはり宝箱でなくてはならない」

それが、今回私が「脱・100均」を決意した理由です。

「俺のフォトフレーム・プレミアム」には、「とっておきの1枚」を。

そして、新しく作る「俺のアルバム」には、「その1枚に至るまでのストーリー」を。

この2つが揃って初めて、贈り物としての物語が完結すると確信しています。


あなたの「欲しい」を教えてください

現在、工房では端材を使って試作を繰り返しています。

木の厚みはどうするか。金具の色はシルバーか、アンティークゴールドか。

ジャバラの紙質は、写真が映える黒がいいか、温かみのあるクラフト紙がいいか。

正直、コストは上がります。

これまでの「無料特典」としてお付けするのは難しいかもしれません。

それでも、オプション料金をいただいてでも**「絶対にこれが欲しい!」**と思っていただけるような、圧倒的なクオリティのものを作るつもりです。

  • 重厚感のある「木の表紙」がいいか。
  • 飾って楽しめる「ジャバラ式」がいいか。
  • おしゃれな「レザーMIX」がいいか。

もし、「こんなアルバムが欲しかった!」というご意見があれば、ぜひSNSのコメントやメッセージで教えてください。

あなたの声が、この新商品の仕様を決める決定打になるかもしれません。

「俺のフォトフレーム・プレミアム」と、その相棒となる「俺のアルバム」。

この最強のコンビを世に送り出す日まで、もう少々お待ちください。

職人としての妥協なき挑戦は、今年も止まりません。

本年も、ベストメモリーと「俺のフォトフレーム」を、どうぞよろしくお願いいたします。


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